はじめに

ことばけるを使い始めるための準備です。

インストール

  1. ダウンロードした Kotobakeru.dmg を開きます。
  2. 表示されたウィンドウから Kotobakeru.app を「アプリケーション」フォルダにドラッグします。
  3. アプリケーションフォルダから ことばける を起動します。

初回起動時の設定

初回起動時に二つの許可を求められます。どちらも、ことばけるが正しく動くために必要です。

  1. マイクの使用許可 ― 音声を聞き取るために必要です。「許可」を選んでください。
  2. アクセシビリティの許可 ― ホットキーの検知や、テキストの自動ペーストに必要です。システム設定が開いたら、ことばけるにチェックを入れてください。
許可がうまくいかない場合は、一度アプリを終了して再起動してみてください。

基本の使い方

三つのステップで、声が文字に変わります。

録音からペーストまで

  1. テキストを入力したいアプリ(メモ、ブラウザ、チャットなど)を開いておきます。
  2. Option + Space を押すと録音が始まります。画面にパネルが表示されます。
  3. 話し終わったら、もう一度 Option + Space を押します。
  4. 校正されたテキストが、元のアプリに自動でペーストされます。
途中でやめたいときは Esc を押すとキャンセルできます。
設定画面

入力モード

用途に合わせて、三つの入力スタイルから選べます。

モード動き方向いている場面
ぽつり ホットキーで開始 → 話す → ホットキーで確定 じっくり考えながら、一文ずつ入力したいとき
すらすら 話し続けるだけ。無音を検知すると自動でペーストし、次の録音へ 長文を一気に入力したいとき
ぺらぺら 自動ペースト後にエンター送信まで自動。キーボードに一切触れません チャットでの会話を声だけで続けたいとき

無音判定

「すらすら」「ぺらぺら」モードでは、どのくらいの沈黙で区切るかを設定できます。スライダーで 1秒 から 5秒 まで調整可能です。短くすると素早く区切られ、長くすると考える間も待ってくれます。

入力モード設定

校正モード

文章の仕上がりを、二つのモードから選べます。録音中でもワンタッチで切り替え可能です。

モード特徴ネット接続
超高速 マック上で即座に処理。外部への送信なし 不要
高品質 自然で読みやすい文章に校正。認識ミスの修正、言い直しの整理もおまかせ 必要
超高速モードは完全にマック内で処理されるため、プライバシーを重視する場面に向いています。高品質モードでは、認識後のテキスト(音声そのものではありません)が外部に送信されます。

声で編集

ペーストしたテキストを、声だけで修正できます。

使い方

録音中に「修正」と言うと、音声編集モードに切り替わります。その後、修正したい内容を声で伝えてください。

例: 「こんにちはを、こんばんはに変えて」「最後の一文を消して」「敬語に直して」

トリガーワードの変更

「修正」以外の言葉をトリガーにしたい場合は、詳細設定から変更できます。

音声編集は高品質モードでのみ利用できます。

辞書

固有名詞や専門用語を正しく変換するための辞書機能です。

辞書画面

辞書の仕組み

音声認識で間違いやすい単語を「読み → 正しい表記」で登録しておくと、自動で置き換えられます。

例: 「くろーどこーど → Claude Code」「じぇみに → Gemini」

辞書への登録方法

  1. サイドバーの「辞書」を開きます。
  2. テキスト欄に「読み」と「正しい表記」を入力して追加します。
  3. ペーストされたテキスト上で右クリックすると、その場で辞書登録もできます。

共有辞書

よく使われる用語は、みんなの辞書(共有辞書)として自動的に反映されます。あなたが登録した単語も、他のユーザーの役に立つかもしれません。

詳細設定

設定画面の「詳細設定」を開くと、より細かいカスタマイズができます。

フィラー除去

「えーっと」「あのー」など、つなぎ言葉を自動で取り除きます。普段の話し言葉がそのまま綺麗な文章になります。

滑舌認識

滑舌に自信がない場合にオンにすると、前後の文脈から正しい言葉を推測してくれます。

トリガーワード

録音の最後に特定の言葉(初期設定は「どうぞ」)を言うと、その言葉を自動的にテキストから除去します。連続モードでは、この言葉を言うまでペーストを保留にすることもできます。

パネルの表示

連続モードの待機中に、録音パネルをどのくらい透明にするか調整できます。完全に非表示にすることも可能です。

職業・分野

あなたの職業や分野を入力しておくと、専門用語の認識精度が向上します。例えば「エンジニア」と入力すると、技術用語をより正確に聞き取ります。

外観モード

「システム設定に従う」「ライト」「ダーク」の三つから、お好みの見た目を選べます。

高品質モードの準備

高品質モードを使うには、認証キーの設定が必要です。超高速モードだけを使う場合はこのステップは不要です。

認証キー設定画面

認証キーの取得と設定

  1. グーグルの設定ページ(アプリ内にリンクがあります)にアクセスし、アカウントでログインします。
  2. 「キーを作成」をクリックして、認証キーを取得します。
  3. ことばけるのサイドバーで「API」を開き、取得したキーを貼り付けます。
認証キーはお使いのマック内に保存されます。外部に送信されることはありません。高品質モードの利用にはごくわずかな費用が発生しますが、通常の使い方であれば月に数十円程度です。

ショートカット

よく使う操作をキーボードから素早く呼び出せます。すべてカスタマイズ可能です。

ショートカット設定
操作初期設定説明
録音の開始 / 確定 Option + Space 録音を開始し、もう一度押すと確定してペースト
キャンセル Esc 録音を中止してテキストを破棄
マイクのオン/オフ Option + M マイクの一時的なミュート切り替え

ショートカットの変更方法

サイドバーの「ショートカット」を開き、変更したい操作のキー表示部分をクリックします。新しいキーの組み合わせを押すと、即座に反映されます。

履歴

過去に変換されたテキストを確認できます。

履歴画面

履歴の使い方

サイドバーの「履歴」を開くと、最近の変換結果が時系列で表示されます。テキストをクリップボードにコピーしたり、不要な履歴を削除することもできます。

古い履歴は七日間で自動的に削除されます。

利用状況

高品質モードの使用量と推定コストを確認できます。

利用状況画面

確認できる情報

リクエスト回数と、推定コスト(円換算)が表示されます。為替レートは手動で調整可能です。「リセット」ボタンでカウンターをゼロに戻せます。

超高速モードは費用が発生しないため、利用状況には含まれません。

アップデート

新しいバージョンを確認・更新できます。

アップデート画面

自動更新

「自動でアップデートを確認」をオンにすると、一時間ごとに新しいバージョンがないかチェックします。新しいバージョンが見つかると通知が表示されます。

「今すぐアップデートを確認」ボタンで、手動でのチェックも可能です。

目安箱

ご要望や不具合の報告を開発者に直接送れます。

目安箱画面

フィードバックの送り方

  1. 種類を選びます ― 「要望」「不具合報告」「その他」
  2. 内容を記入します。
  3. 必要に応じてスクリーンショットを添付できます。
  4. 「フォームを開いて送信」ボタンを押すと、送信画面が開きます。

アプリのバージョンやマックの情報が自動的に添付されるため、スムーズに対応できます。